AI技術開発部の木村です。Mobility Technologies(以下MoT)では、画像認識モデル(主にニューラルネットワーク)の開発に加え、車載デバイス上でモデルをリアルタイムに動作させるための軽量化・高速化にも取り組んでいます。軽量化・高速化には、こちらの資料で紹介しているように枝刈りや蒸留など色々なアプローチがありますが、本記事では量子化による高速化を取り上げます。量子化はモデルの軽量化・高速化に非常に効果的ですが、物体検出モデルなど複雑なモデルでは(この記事で実験するように)量子化による精度低下が発生しやすい傾向にあります。本記事では、YOLOv3とYOLOv5の量子化を具体例として、物体検出モデルの精度低下を抑えつつ量子化するためのポイントを解説します。
こんにちは、AI技術開発部AI研究開発第二グループの劉です。私は、道路情報の自動差分抽出プロジェクトにて、ドラレコ映像から標識などの物体を見つける機能の開発を担当しており、その中で画像の分類が必要になります。現在、最先端の画像分類モデルの1つとしてConvNeXtがありますが、アーキテクチャがImageNetの224x224という画像サイズに合わせて設計されおり、例えば32x32といったより小さいサイズの画像を扱う私たちのタスクでは性能を出しきれないという課題がありました。本記事では、小さい画像に対して良好な性能が得られるように、ConvNeXtのアーキテクチャを変更していく流れとその結果をご紹介したいと思います。
この記事はMobility Technologies Advent Calendar 2021の18日目です。こんにちは、AI技術開発AI研究開発第二グループの劉です。私はドラレコ映像から標識などの物体を見つける物体検出技術を開発しているのですが、その精度を改善していくためにはまず検出エラーを細かく分析することが重要です。本記事では、物体検出のエラー分析に関する論文である”TIDE: A General Toolbox for Identifying Object Detection Errors”を解説すると共に、その著者らが公開しているツールを実際に使ってみた結果をご紹介をしたいと思います。
こんにちは、AI技術開発部AI研究開発第二グループの宮澤(@kzykmyzw)です。私は、地図のメンテナンスのためにドラレコ映像から道路の変化情報を自動抽出するプロジェクトに携わっています(プレスリリース)。このプロジェクトでは、ドラレコ映像に写った道路標識や信号機などを検出してそれらの位置を特定し、地図と比較することで変化を見つけます。この記事では、このプロジェクトのコアとなるコンピュータビジョン技術について、映像から検出した物体を地図と比べるためにどんな処理を行なっているかをご紹介します。
こんにちは、AI技術開発部AI研究開発第二グループの佐々木です。 本記事では、物体検出アルゴリズムを効率的に開発できるフレームワークIceVisionを紹介します。airctic/icevision
2020 年 10 月に終了した Kaggle のコンペ 「RSNA STR Pulmonary Embolism Detection」で MoT のメンバー 佐藤*、島越*で構成されるチームで、784 チーム中9位となり、金メダルを獲得しました! 本記事では、このコンペの概要と我々のソリューションを紹介したいと思います。なお、本記事は佐藤、島越の共著となります。また使用したコードはgithub 上でも公開しているのでぜひご覧ください。
はじめまして、AI技術開発部の加藤(@nk35jk)です。本記事では、コンピュータビジョン分野において近年注目されつつある研究トピックである、ラベルの与えられていない動画データを用いて画素レベルでの物体追跡(dense tracking)を学習する研究の動向を紹介します。
Kaggleコンペティション「OpenVaccine: COVID-19 mRNA Vaccine Degradation Prediction」において、MoTのデータサイエンティスト 藤川和樹* を含む2名のチームが1,636チーム中2位に入賞しました。
はじめまして、AI技術開発部の齋藤です。現在MoTではタクシー配車アプリの「GO」と「JapanTaxi」アプリを運営していますが、今回はDataRobot Japan主催の第1回 MLOps 勉強会 Tokyoにて、「JapanTaxi」アプリに導入している機械学習モデルについてお話させていただいたのでそちらについて紹介します。
こんにちは、Mobility Technologies (以下 MoT) の AI 技術開発部 AI 研究開発第二グループのパエです。MoT では、タクシー配車以外にも、MaaS 発展のための次世代サービス実現に向けて研究開発を行なっています。本記事では、そうした取り組みの一つとして我々が開発中のドライブレコーダ映像から自車両が走行するレーンの番号を認識する技術について紹介します。
はじめまして、AI技術開発部の亀澤です。AI技術開発部では様々な機械学習モデルの開発に加えて、車載デバイスやクラウド上でDeep neural network (DNN)を使ったリアルタイムな予測を行うための、DNNの高速化や軽量化にも取り組んでいます。この記事では、エッジデバイスでDNNを動かす上で、高速化、軽量化に効果があるDNNの量子化について次の3点について説明していきます。
MoTメンバーの内田祐介が第76回(令和元年度)電子情報通信学会論文賞を受賞しました。本論文は中部大学の山下准教授との共著のCNNモデルに関するサーベイ論文です。
初めまして。MoTのAI技術開発部アルゴリズム第一グループの島越 [1]です。本ブログでは、私が最近ソロで3位入賞を達成したKaggleのコンペティション「TReNDS Neuroimaging」で行った取り組みについて紹介したいと思います。また、今回使用したコードについては、github上でも公開しているのでよろしければそちらもご覧ください。