※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。
こんにちは!開発部デザイナーの室津です。JapanTaxi Advent Calendarの3日目を担当することになりました!また、この記事は【リブランディング特別連載】の第3弾でもあります。これまでの記事はこちら!
2018年9月12日に「全国タクシー」はブランドをリニューアルし、「JapanTaxi」として生まれ変わりました。これに合わせてアプリのUIもリニューアル。今回はリニューアルに際してどのようなユーザー体験(UX)やUIを目指したのかご紹介いたします。
これまで幾度かのリニューアルや追加機能のリリースで使い勝手の向上を行ってきましたが、蓄積されてきた機能やUIはアプリ上で複雑に絡み合い、「初めてアプリを利用するお客様」にはアプリをどのように使えばよいのか分かりづらい状態になっていました。
そこで今回のリニューアルでは機能やUIを整理整頓して「初めてアプリを利用するお客様」にサービスのコアとなる体験を提供することを目標としました。
「JapanTaxi」アプリにはタクシーの利用を快適にするための便利な機能がいくつもあります。 現金支払いの手間がなく降車できる「ネット決済」や、タクシーのナビ端末に降車場所を連携できる「降車場所設定」などは、車内での乗務員さんとのやり取りを効率化する機能としてお客様にご好評いただいています。 また、注文後にタクシーがこちらに向かう様子がわかる「動体機能」も、お客様が手配車両を見つける上で不可欠な要素です。
これらの各機能に共通することは いかに迷いなくタクシーに乗車し、スムーズに目的の場所まで移動できるか ということです。
このスムーズな乗車体験を「初めてアプリを利用するお客様」にも提供するために注文フローのUIを見直していきました。
これまでのトップ画面は「今すぐ」「予約」「料金検索」の3つの機能をタブUIとして表示していました。このUIは多数の機能へアクセスしやすくなる反面、主たる機能が何なのかをわかりにくくしていました。 そこでトップ画面ではタブUIを廃止し、「乗車場所設定」と「予約日時設定」に絞ることで配車アプリとしてのメイン機能に集中できるようにしました。
降車場所設定やネット決済はタクシーの乗降車を効率化させ、「スムーズな乗車体験」を実現させるための重要な機能です。 これらの機能の利用率を高めるために注文フローの見直しを行い、乗車場所設定→降車場所設定→決済関連設定と流れるように設定内容を入力していけるようにしました。
タクシーには車両を識別する「車両番号」という番号が当てがわれており、多くのタクシー会社ではこの「車両番号」をお客様に伝えてタクシーとお客様が落ち合えるようにしています。 しかし「車両番号」は「ナンバープレート」と混同されやすいため、どのタクシーに乗れば良いのか迷う事例がありました。 新しい注文結果画面では「車両番号」をイラストで図解することで、初めてアプリを利用するお客様にも車両番号の掲示箇所を把握していただけるようにしました。
今回のリニューアルは「初めてアプリを利用するお客様」のユーザー体験向上を主目的にしていましたが、「継続的にアプリをご利用いただくお客様」により良いサービスをお届けするための基盤構築の一面もありました。この基盤を利用した新たなユーザー体験を順次ご提供していきますのでご期待ください!
※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。
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