今年9月に「全国タクシー」は「JapanTaxi」にリブランディングをしました。今回、「特別連載|JapanTaxiのアプリリニューアルプロジェクト」と題して、全8回にわたり本プロジェクトの隅々について、お届けしたいと思います。JapanTaxiにご興味をお持ちいただくきっかけになれば嬉しいです!
「JapanTaxi」アプリは、2011年1月に生まれた日本初のタクシー配車アプリ「日本交通タクシー配車」をベースに、全国のタクシー事業者が参加できるよう開発したアプリで、リリースは同じ年2011年の12月です。社内ではバージョン1と呼ばれ、その後、予約やネット決済機能、空港定額など便利な機能を追加リリースしていきます。当時の開発ポリシーは、まず「日本交通タクシー配車」で機能の実験をし、好評であれば「全国タクシー配車」に移植する、という方法を採っていました。ちなみに、アプリ名から「配車」が取れたのは2014年9月です。
シリーズ累計200万DLを突破した2016年の9月には再びメジャーアップデートがあり、今回のリニューアルの前身となるバージョン3になりました。バージョン3を象徴する出来事の一つは2017年3月にリリースした「全国タクシー」オリジナル機能のQRコード決済「JapanTaxi Wallet」です。本機能は多くのユーザーの皆さまに好評をいただき、広告賞も数多くいただきました。
コードアワード2017にて、ベスト・ユース・オブ・メディアを受賞いたしました!
Google Play「ベスト オブ 2017」イノベーティブ部門で大賞をいただきました!
また、バージョン3では外部サービスとの連携も行い、GoogleマップやSiri、iOSの標準マップ、Amazon Alexaへの対応などが実現し、タクシー配車に関する新しい体験を提供することができました!
ちなみに、2017年8月にはすべての始まりであった「日本交通タクシー配車」のサービス提供を終了し、全てのリソースを「全国タクシー」に傾けるようになっていきました。
「全国タクシー」は上記のようにユーザーの皆さま、および参加してくださっているタクシー事業者さんのおかげをもって、順調に成長し、2018年1月には400万DL、7月には500万DLを突破しました。その成長スピードは年々増していることを肌で感じています。
そして今年9月、「全国タクシー」から「JapanTaxi」に生まれ変わりました!(歴史を振り返ると、色々なことが9月に起きていますね!)社内では「バージョン4(V4)」と呼ぶこの最新バージョンは、よりアプリ上での降車場所入力がしやすいようになった他、クーポンの利用有無などをわかりやすくしました。カラーも、これまでの黒からネイビーに変わっています。
今回のメジャーアップデートは全社員が関わったと言っても過言ではないくらい、とても大掛かりなものでした。ここで会社としてのJapanTaxiについての紹介になりますが、JapanTaxiは会社としてのミッション「移動で人を幸せに。」を実現するための、5つのプラットフォーム・事業が存在しています。
その中でも「JapanTaxi」アプリをはじめとする配車プラットフォーム事業は、ソフトウェア開発部の「配車プラットフォームグループ」が開発を担当し、タクシー事業者向けのセールス部、ユーザー側とのコミュニケーションを担当するマーケティング部、ユーザー・タクシー事業者双方との応対を担うCX部、とJapanTaxiの大部分の社員が直接的・間接的携わっています。機能もアップデートして、名前も変えて、と通常のアップデート以上に大規模なプロジェクトでしたが、2018年1月に構想を立て始め、そこからなんと9ヶ月という時間をかけて全員でやり遂げたリブランディングでした。(もちろん今も現在進行形でアップデートを続けています!)
まだまだ語り足りないバージョンアップの中身についてや、なぜ名称を変更したか、そこに込められた想い、などなど次回以降はそれぞれの担当者が詳しく紹介していきます。どうぞお楽しみに!
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