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SREグループのマネージャーが2ヶ月育休をとった話

SREEngineerLife
May 16, 2022

こんにちは、SREグループの水戸 (@y_310)です。2月に初めての子供が生まれ、3/1-5/8まで約2ヶ月の育児休暇を取得しました。まだまだ男性育休取得率が低いと言われている世の中なので、育休を取得するというのは具体的にどういうことなのか少しでも解像度が上がることを期待して自分の体験を共有したいと思います。


育休開始までの流れ

An image from Notion

予定日約半年前

安定期に入ったため上長とチームに子供が生まれることと2ヶ月育休を取ることを連絡しました。MoTでは普段から育児のために早退や中抜けをしている方も多くそれが普通に受け入れられている会社なので不安はありませんでしたが、快く受け入れてもらえて安心しました。

予定日約3ヶ月前

妻が切迫早産の可能性が出てきたため安静のため約1ヶ月ほぼ寝たきり生活となり、家事を一手に引き受けることになりました。元々家事は全くやっていなかったわけではないですが妻が担う割合のほうが常に大きい状況だったため、ここで一通りの家事をこなせるようになったのは結果的には良い機会でした。育休中は子供の世話だけでなく家事をこなすことも重要な役割となるため男性の育休を取る方は育休開始までに家事を身に着けておくことを強くおすすめします。

予定日2ヶ月前

徐々に期限が厳密なタスクを引き受けないようにし、育休前に終わらせられるものや終わらなくても問題のないタスクの割合を増やすように業務を調整し始めました。とはいえなかなか忙しく引き継ぎの準備はできずに時間が過ぎていきました。 今回子供がほぼ予定日通りに生まれてくれたため結果的には問題なかったのですが、このあたりからいつ生まれてもおかしくない時期に入っていくので一週間後にはいなくなる覚悟で仕事を整理した方が良かったなと思います。

予定日1ヶ月前〜2週間前

引き継ぎの準備を本格化しました。具体的には自分が抱えている定常的なタスクや明文化されていない知識を洗い出し誰でも実施可能なように引き継ぎ資料を作成しました。資料の作成にあたっては直近数ヶ月で自分宛てに来ているSlackのメンション、メール、カレンダーの予定を振り返り、自分しか知らない情報を見つけたらドキュメント化するという作業を繰り返しました。 引き継ぎ資料の内容としては離脱するから必要になったというよりは、本来ドキュメント化すべきことができていなかったという側面も大きかったため、まずチームの通常のドキュメントに情報を追加した上で、それに対するリンクをまとめる形で作成しました。そのためこれによってチームのドキュメント自体が改善される効果がありました。 また定例ミーティングの司会や資料作成作業もチームメンバーでローテーションしながら回す形に変更しました。これもメンバーの発言の機会が増えたり、自分が進行することで何を目的としてミーティングしているのか自覚しやすくなるメリットがあったように思います。 自分は社歴が比較的長いため、長期休業に伴う引き継ぎは色々な経緯で抱えていたタスクや伝えていなかった情報を棚卸しする良い機会にもなり、また不必要に属人化していたものを解消することにもつながったように思います。(期せずしてChaos Engineering For People Systemsのようなことを実践したとも言えそうです)

育休開始後

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育休の取得

今回の育児休暇は父親の自分が2ヶ月、母親の妻が産後約4ヶ月取得し、子供はそこから保育園に入れるという計画をしました。無事予定日二日前に子供が誕生したので育児休業の申請をしました。今回は育児休業制度による休暇だけでなく複数の休暇を組み合わせて取得しました。弊社MoTには配偶者の出産時に6日間の休暇が付与される慶弔休暇制度があるため、まずこれをすべて使った後に1ヶ月弱の育児休業を取得、その後2ヶ月目についてはすべて有給休暇を使用しました。育児休業給付金の制度は支給上限額があることと、休みをとってもどこにもいけない時期が続いたこともあり有給が大量に残っていたためこういう形を取りました。このあたりは考え方次第なのですべて育児休業制度を使うのも問題ないと思います。 ちなみにMoTの慶弔休暇による6日間の休暇は産前から使えるため、出産の立ち会いや出産時に上の子を見るために使うなどの使い方もできます。

子育て

出産の約1週間後に妻が子供とともに退院したので、そこから育休を開始し育児生活が始まりました。最初の1ヶ月、子供に対してやることはほぼ授乳、おむつ交換、寝かしつけ、沐浴で、それぞれを夫婦で意見を出しながらやり方を少しずつ改善していく日々でした。新生児は昼夜問わず約3時間おきに授乳を要求してくるため、寝室を子供の世話をする部屋と寝ることに集中する部屋に分け、1日おきに役割を交代する体制で夜間の授乳対応をこなしました。このやり方は睡眠がそこそこ確保でき、連続夜勤により気持ちが追い詰められることもなかったので良い方法でした。 生後1ヶ月を過ぎてからは開店直後のファミレスに行って外食したり、ベビーシッターさんに子供を預けてライブに行ったりホテルに泊まったりと時間に余裕があるうちに色々なアクティビティを試して息抜きしつつ今後できることのラインを探ったりということもしていました。

またこの頃は徐々に時間の余裕もできてきたためプログラミングの勉強なども多少していましたが、子供の世話はいつでも割り込んでくるし始まると期待通りの時間では終わらないことも多いので、あくまで気持ちの上では子育てに全リソースを投入して空きができたらそれ以外のことをすると考えていた方がやりたいことができないフラストレーションはたまりづらいように思います。

復帰

妻より約1ヶ月早く今月から復帰したのですが、復帰前後の日に妻と子供は産後ケアの制度を使って病院に宿泊しました。産後ケアは子供を病院に預けて母親は個室で休養を取れるもので、自治体の助成金によって1泊1万数千円程度で最大7日間まで利用できます。(地域によって金額等は異なります) 復帰前後に一旦子供の世話から開放されることで仕事に集中してスタートを切ることができたように思います。 仕事のポジションとしては育休前と全く同じチーム、役職で戻っています。マネージャー業務については休業中は1つ上の上長が兼任する形で対応していただいていました。またチームメンバーが休業中に発生した共有事項を1つのページにまとめてくださっていたためキャッチアップも非常にスムーズに進み1日でかなり感覚を取り戻せたように思います。

まとめ

今回マネージャー職で2ヶ月の育児休業を取得しましたが会社や周囲の方々のサポートもあって大きな問題もなく安心して子育てに集中しまた復帰することができました。誕生直後の夫婦ともに子育て初心者の状態から共同作業で生活を立ち上げる経験ができ価値のある2ヶ月だったと思います。おかげで母乳を与える以外の育児は一人でもできる自信がつきました。もちろんこれからも色々なことが起きると思いますがなんとかなるだろうと楽観的に考えられる環境にいると感じます。 男性育児休業の一つの例として参考になれば幸いです。


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