Mobility Technologies(以下MoT)は、2022年7月25日(月)から7月28日(木)の4日間開催された「MIRU2022(第25回画像の認識・理解シンポジウム)」のゴールドスポンサーを務め、企業ブースを出展しました。当日の様子を紹介していきます。
AI技術開発部でコンピュータビジョン技術の研究開発を行っている鈴木です。3年ぶりの対面開催が姫路で行われたMIRU2022に宮澤・森本と共に参加してきましたので簡単にレポートします。
MIRUはコンピュータビジョンに関する国内最大規模の会議です。多くの研究者・技術者・学生が集まり、研究発表や討論などが行われます。
コロナ禍により2020年と2021年はオンライン開催でしたが、今年は3年ぶりの対面+一部オンラインでも参加が可能なハイブリッド開催となりました。参加登録者数は1292人でした。
今年の会場は兵庫県姫路市アクリエひめじでした。昨年開業したばかりの新しく綺麗な施設で、立地も駅から連絡通路で徒歩10分と便利でした。連日の猛暑で徒歩10分でも辛かったものの、昼には気軽に街に出て姫路名物の食事を楽しむことができました。
会場となったアクリエひめじ
大・中2つのホールでオーラル発表、展示場でポスター発表や企業展示が行われました。現地参加者は800人強とコロナ禍以前に匹敵する規模でしたが、ホールでも展示場でも参加者同士が密になりにくいスペースが確保されていました。各日100以上あったポスター発表もスムーズに回ることができ、オンライン開催時よりも様々な研究に気軽に触れることができた印象です。会場を回ることで現在の研究のトレンドを俯瞰することができるのは、学会参加のメリットだなと久しぶりに対面で参加したことで再認識できました。
大ホールでMoTの紹介動画が流れる様子
対面での充実のスペースに加えてオンライン参加の環境も整えられており、講演やオーラル発表はウェブ上からの視聴が可能でした。一定期間アーカイブも残されており、時間の都合上聞き逃した発表を後から見ることができたのはありがたかったです。オンラインでのコミュニケーション環境としてはSlackのワークスペースが用意されていましたが、オーラル発表に対しての質問が活発に行われるなど積極的に活用されていました。
MoTの企業ブースではAIドラレコを使った交通事故削減支援サービス「DRIVE CHART」と地図メンテナンスを効率化することを目的とした「道路情報の自動差分抽出プロジェクト」の紹介をしました。どちらもコンピュータビジョンがコア技術として使われているプロジェクトです。
ブースには2日間のセッションで100名程度の方に訪れていただくことができました。プロジェクトを紹介させていただくだけでなく、技術に関するディスカッションを行うこともでき有意義な時間となりました。お話させていただいた皆さまありがとうございました。
MoTの企業ブース(準備中に撮影)
MIRU参加に併せてMoTとして初の長期就業インターンの募集も開始していましたので、学生参加者にその紹介をすることもできました。
MoTのAI技術開発部として初めての学会へのブース出展でしたので手探りの準備でした。参加メンバーで何回かのミーティングを繰り返し、テーブルクロスを発注したりノベルティのステッカーを社内で探したりした結果、無事それらしいブースを完成させることができました。
配布したステッカーやチラシ
「やっぱり対面は良いな」というのが3年ぶりの対面開催に参加しての一番の感想です。状況が不透明な中で万全の準備を進めてくださった実行委員の皆さまに感謝です。コロナ禍ということでバンケットは開催されませんでしたが、他組織の方々との交流の時間も十分にとることができました。また普段はリモートでやり取りしている社員同士のコミュニケーションの場ともなりました。今後もこういった場には積極的に参加し、日々の業務に活かしていきたいと思います。
来年のMIRU2023は浜松での開催が決まっています。今回は企業ブースの出展のみとなりましたが、次回はMoTから研究の発表もできるよう取り組んでいきます。
姫路と言えば姫路城。隙間時間に訪れることができました
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