MoT、AI技術開発部の立松です。先日、統計検定準一級(CBT)を受験し合格しました。非常に学びの多い資格だったので、勉強の流れや受験してよかった点などをご紹介したいと思います。
こんにちは!MoT、AI技術開発部の立松です。普段はDRIVE CHARTというサービスにて、データサイエンティストとして分析業務やモデル開発等をしています。先日、統計検定準一級(CBT)を受験し、合格しました。非常に学びの多い資格だったので、勉強の流れや受験してよかった点などをご紹介したいと思います。
「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。今回私が受けた準1級は、「実社会の課題に対する適切な手法の活用力」というレベルを目安に設計されています。2021年より、CBT(Computer Based Testing)方式の試験に切り替わっており、都合のよい試験日時に受験することができます。私も今回CBT方式で受験しました。(統計検定公式HP)
統計検定準1級の試験範囲はこちらです。準1級の特徴としては、非常に試験範囲が広いという点があります。確率分布の基礎から検定、多変量解析、時系列解析、ベイズ等、非常に膨大なテーマがこの試験にてカバーされています。
あくまで一例ではありますが、自分が資格取得にあたって勉強した流れをご紹介したいと思います。
上記の通り、統計、機械学習ともに最低限の概要は知っていましたが、理論的背景をもう少し理解しておきたいと思い、今回、統計検定準1級を指針として勉強することにしました。
教材はこちらの統計学実践ワークブックと過去問(2年分)のみ使用しました。他にはインターネット上にわかりやすい記事や動画がたくさんあったため、それらを活用させていただきました。
https://www.amazon.co.jp/日本統計学会公式認定-統計検定準1級対応-統計学実践ワークブック-日本統計学会/dp/478060852X
こちらは日本統計学会から公式認定された参考書であり、準1級の非常に広い範囲の分野をこの一冊で網羅してくれています。この試験では特定の分野が頻出といったような傾向があまりなく、試験範囲の全分野から満遍なく出題されているような印象です。よって試験対策としては特定分野を深く学ぶというよりは、幅広く学習し苦手な分野を作らないことが重要だと考えています。そんな中で、試験範囲全てをきちんと網羅してくれているこの参考書は、全分野に対しポイントを把握する上で非常に役に立ちました。また、演習問題の多くが準1級の過去問をベースに構成されており、試験で問われる形式を知ることができるという意味でも非常に有効でした。自分は準1級対策の勉強時間のほとんどは、このワークブックに取り組んでいました。
https://www.amazon.co.jp/日本統計学会公式認定-統計検定-準1級-公式問題集-日本統計学会/dp/4788925575
こちらは統計検定準1級の過去問です。PBTの試験が6回分収録されています。ただ、上記のワークブックには過去問の類題が多く収録されているため、ワークブックをやり込むのであれば、こちらはそこまで手をつけなくてもよいかなと感じました。 自分は試験本番のシミュレーションとして、試験1週間前から2年分だけ解きました。
方針としてはワークブックの問題を完璧にすることをゴールに勉強を進めました。
上記を順に進めていきましたが、理解できない箇所も多くあり、その際はどんどん飛ばして先に進めていました。ただ、その時分からなくても、一周したのち戻ってくると理解できる内容も多くありましたので、まずは一周して全体感を把握するのが大事かなと感じました。
自分の場合、2ヶ月かけて勉強しました。
個人的に今回、統計検定準1級を受験してよかった点をご紹介させていただきます。
その他受験にあたり、個人的にやっておいて良かったと感じたことをいくつかご紹介させていただきます。もし受験予定の方がいれば、参考になれば幸いです。
今回は統計検定準1級の受験体験記として、勉強の流れや受けてよかった点などをご紹介させていただきました。個人的には、データ分析に関わる仕事をする上で実践的な学びが非常に多く、受験して良かったと感じました。今回、資格勉強を通じて得られた知見を、実務においてもどんどん活用し、これまで以上に多角的な視点で分析ができるよう努めていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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