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入社して3ヶ月で体験したこと

働き方
March 29, 2023

バックオフィス基盤第2グループの名嘉眞(ナカマ)です。私は2023年1月に入社しました。あっという間に約3ヶ月経過していて自分でも驚いています。 今回、まだ新参者の私でもTechBlogに投稿して構わないということで、今しか書けない(そんなことない?)入社して体験したことを投稿しようと思います。 まだ入社して3ヶ月ということで、もしかすると既に社歴が長い方と感覚が異なる部分があるかもしれないですが、逆にバイアスなしの感想と捉えることができるかもしれないです。


入社きっかけ

主に2つあります。 1つめは、既にある程度の規模に成長しているが(会社の規模、扱うデータ量など)、ここからさらに飛躍的に伸びていこう、やることいっぱいという環境で働きたい、 2つめは、元々私自身がタクシーアプリ『GO』を利用しており便利だと感じていて、私の家族や友人も含めて多くの人のためになるサービスの開発に携われるのが良いと考えたことです。

実際に入社後、想像以上にやること・やりたいことがいっぱいでちょっと渋滞気味と感じました。 私の場合はそのような環境のなかで前向きに働きたいという考えだったので問題ないのですが少し驚きました。 また、『GO』を日常的に利用している方や会社のミッションに少なからず共感を持って働いている方が多いという印象があります。 これは同期入社の方の自己紹介や、週一の全社共有会、部門関係なく関わるイベントなどの交流で感じました。

入社初日~オリエンテーション

初日はほぼ丸一日、人事や事務関連のオリエンテーションになっていて、翌日からは業務の合間に30分から1時間ほど各部門のオリエンテーションがあったりします。 そのため翌日から開発に必要なPCのセッティングや環境構築に入るような感じです。 初日丸一日オリエンテーションはちょっと長いという印象があるかもしれないですが、正社員として働く上で必要な説明でしたので私としては、丁寧に説明して頂いたという印象でした。 また、事務関連の説明はほぼ確実に一度聞いても忘れるのですが、ちゃんとポータルサイトにまとまっており後ほど検索もできます。 必要な時に誰かに聞くというよりも自分で確認するだけで解決することが多いため、事務作業にかける時間が少なく済み開発に集中しやすい環境かなとも思いました。

オンボーディング

オンボーディングタスク

記事の冒頭にも記載しましたが、私はバックオフィス基盤第2グループに所属していて、タクシー事業者などに対する支払いに関するプロダクトの開発に携わっています。 オンボーディングタスクに入る前に、ざっとどんな全体像なのかの資料の共有があって、最初のタスクは軽めのリファクタリングタスクでした。 軽めのタスクで、まず本番リリースまでの流れを体験してもらうという意図があるようです。 私としても小さいながら成功体験を早めに積むことが出来て嬉しかったです。参画して早めにここまで経験させようという感じで進めてくれるのは助かりました。

また私の場合この最初のタスクだけは、画面共有をしながらペアプロで進めました。 変更自体は微々たるものではありますが、ペアプロで進めることでお互いの個人としての理解もできたり、レビューの負担も軽くなるので(一緒に書いたコードだから当然)、特にオンボーディングの段階でペアプロできたのは良かったと思います。 私はペアプロしましたが、全ての方のオンボーディングでペアプロをしているということではなくて、チームの方針だったり、入社した方の希望にもよると思います。(私は自分からお願いしました) またこれも各チームの方針によると思いますが、今のところタスクの進め方としてガッツリペアプロまたはモブプロするという感じではないです。 各々でアサインされたタスクを消化する中で、わからないところがあれば詳しい人とタイミングを合わせてペアプロないし、画面共有しながら相談を行うかもしれないという感じだと思います。

インプット

社内には様々なプロダクトやシステムがあって、その全体像やそれぞれの内容について詳細に理解することは時間がかかります。 オンボーディングの段階では詳細に理解にすることは出来ていなくても、どんなプロダクトがあるかぐらいは把握したいという思い個人的にがありました。 そのための資料はいくつかありましたが、特にTechRadioが良かったです。 TechRadioとは社内のプロダクトやシステムについて、開発者に対してインタビュー形式で紹介しているもので、過去のアーカイブがあり、過去配信を見て色々知ることが出来ました。 オンボーディングタスクの後、次どのタスクに入るか決まるまで時間があり、 TechRadioを見ている時間がたまたまあったのかもしれないですが、動画だとわかりやすくて良かったです。 今まで動画でシステムの仕組みを社内向けに解説している会社で働いたことがなかったので新鮮でしたが、オンボーディングで利用する際に以下のようなメリットがあるなと思いました。

  • オンボーディングを受ける側は動画でわかりやすい、個人で進められる
  • 上長など既存メンバーはその間自身のタスクなどを行うことができる(手があく)

ただオンボーディングで積極的に活用するとなると内容の更新が必要になるかもなと思い、ドキュメントと違って動画だと更新しずらい点があります。 公開して時間が経っている動画に関しては少し気をつける必要があると思いますが、根本的は変更はそうそうないとも思うので、TechRadioのような社内向けの学習コンテンツがあることは素晴らしいなと思いました。

今やっていること

今私が担当しているのは、ある特定の決済データを管理するプロダクトの開発です。 支払い関連のプロダクトはマイクロサービスアーキテクチャを採用していて、支払い業務のステップ(集計や仕訳など)などによって責務が分かれています。

私が担当しているタスクでは、特定の決済データを管理する新規のマイクロサービスの構築と関連する既存のマイクロサービスの改修があります。 新規のマイクロサービスでは、 マイクロサービス間の通信はgRPCで行うため、Protocol Buffersの定義ファイルを決める必要がありました。 ここでは関わる別のプロダクトの開発者やPRDの方とミーティングをしたり複数回レビューのやり取りを行ないました。 またProtocol Buffersの定義ファイルのレビューにはSREチームも入っています。 私のように入社して時間があまり経っていない場合だと、開発するマイクロサービスの役割はわかるけどそれがどのように使われるか詳細にイメージできていない点もあったので、Protocol Buffersの定義をしっかりとレビューする体制は良いと思いました。 他のプロダクトの開発者やPRDの方と複数回やり取りすることになるため、そのコミュニケーションコストは軽くないのですが、マイクロサービスアーキテクチャを採用しているため重要なプロセスです。

既存のマイクロサービスの改修に関しては、わからないところがありPRのコメントしたところ、SREの方に丁寧に解説してもらって楽に進めることが出来たりしました。 また運用系のタスクでは手順をGoogle Meetで画面共有しながら説明して貰いました。 よくわからない点がある場合は気軽にGoogle Meetなどを設定して聞けたりする雰囲気があって良いです。

最後に

入社してから体験したことについて紹介しました。

会社全体としては、開発としてもスピードを求められる雰囲気があり、チームメンバーも各々のタスクを忙しそうに取り組んでいると感じています。 その中でもできる限り丁寧にオンボーディングを実施して頂いたことは感謝ですし忙しい中でも、オンボーディングに限らずわからないことを質問するともちろん答えてくれます。

良いことばかり書いてあるような感じですが、細かいところで改善点はあると思います。例えば必要な権限申請などは効率良く改善できそうな気がします。 他にはドキュメント更新などを行なうだけでも、私の後にプロダクトに携わる人が少しでも早く開発できるようになるので積極的にやっていきたいと思いましたし、それが結果的に開発スピードの向上にもつながると考えています。

これは私ひとりの体験したことなので、人によって変わると思いますが、オンボーディングや開発に関することが少しでも伝わると幸いです。


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