JapanTaxiは会社名からわかるように「タクシー」について取り扱っています。タクシー自体は電車、バスに並ぶ陸の公共交通機関と言われており、JapanTaxiは交通インフラを取り扱う数少ない会社です。
テクノロジーを紹介する前に、100年つづくと言われているタクシーを変革する意味を少しだけ説明していきたいと思います。簡単にいうとタクシーの改革はクルマ社会の改革の1つの方法と考えれます。クルマ社会の課題はいくつかありますが、イメージしやすいものとしては以下の2つがあるかと思います。
移動弱者増加問題世界的に発生する問題としては、クルマを運転する方の高齢化また若者のクルマ離れなどがいわれており、「移動」ができない人たちが増加する。
地方交通の財政逼迫地方では過疎化などの影響により交通インフラの維持、老朽化が発生する。
JapanTaxiではこれらの社会的な課題(リアル)をテクノロジーで解決することで快適な「移動体験(移動価値)」をつくり、よりよい交通基盤の実現を目指しています。
JapanTaxiでは、主に4つのレイヤーでテクノロジーが構成されており、すべてのレイヤーを実現するためにハードウェアからソフトウェア開発まで一貫して行っています。
各レイヤーの説明をしていきます。
国内最大級のタクシー配車アプリ「全国タクシー」とタクシーの注文を受け付けるドライバーさん向けアプリ(乗務員アプリ)を企画、開発、運用をしております。 タクシーの配車、決済、Google Maps連携、Siri対応などタクシーの乗車体験の改革を行なっております。
データプラットフォームは2つの役割があります。
データから新しい交通基盤を実現を目指しています。
JapanTaxiではAzure, AWS, GCPなど様々なクラウドサーバーを活用しており、サービスの安定的運用ならびに開発基盤の整備を行いながら、開発速度の向上を行なっております。最近ではSREチームを発足して、サービスの信頼性向上も活発に議論されております。
ハードウェアと配車プラットフォーム、データープラットフォームに活用するための大事なデータをやりとりするための基盤を作っており、車載機器から各種データをデータ収集基盤へ送信などを行なっています。その他、お客様向け情報配信タブレットへの広告配信、決済を行っています(参考)。
次世代の交通基盤をつくるための最適な車載機器を企画・開発・設計を行なっております。タクシーのドライブレコーダー、タクシーメーター、広告タブレット、決済端末など全てJapanTaxiで企画から行なっております(参考)。
以上が、JapanTaxiのテクノロジーの全体像です。 今後も行灯ラボでは、JapanTaxiのテクノロジーの紹介をしていきますが、全体像を把握してから読んでいただけると、より理解が深まるかと思います。
開発部 吉田
Mobility Technologies では共に日本のモビリティを進化させていくエンジニアを募集しています。話を聞いてみたいという方は、是非 募集ページ からご相談ください!