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Maker Faire Tokyo 2019にスポンサーとして出展しました

行灯Laboハードウェア
October 18, 2019


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※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。
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JapanTaxiでは技術カンファレンスへ積極的にスポンサー出展しています。今回はいつものスポンサー出展とは違う、大人ベンチャーな一面をご紹介します。

Maker Faire Tokyoには2017年にも「JapanTaxi Remocon」を出展しましたが、今年はGoldsmithスポンサーとして出展しました!

Maker Faire Tokyo とは:誰でも使えるようになった新しいテクノロジーをユニークな発想で使いこなし、皆があっと驚くようなものや、これまでになかった便利なものを作り出す「Maker」が集い、展示とデモンストレーションを行うイベントです。

ブースではハードウェア開発部が中心になって製作したオリジナルコンテンツや、普段は実際に街中を走っているJPN TAXI車両でJapanTaxiのプロダクトを体験してもらいました。

オリジナルコンテンツについて

ドラレコ付きタクシーラジコン

タクシーを運転する-選ばれし者のみが許されるこの夢のような経験を、誰でも体験できる形で実現しました。

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仕組み

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仕組みは意外と単純。 ラジコンのプロポ入力をそれぞれサーボモータを経由してArduinoに伝達。Arduinoに接続された磁気センサを実車両のハンドル部分、またフットスイッチをアクセルペダルに模し、ハンドル操作とフットスイッチ(アクセル)でラジコンを動かします。 またJapanTaxiが独自に開発したドライブレコーダーをラジコンに搭載。その映像をJPN TAXI車両のフロントガラスに投影することで、あたかも実際にタクシーを運転している感覚を実現しました。

タクシーのドライバー気分を体験いただくこのコンテンツ。没入感は想像以上に大きかったようで、人生に1度とない体験をすべく、連日長蛇の列で大盛り上がりでした。 何度も遊んでくれた方、このイベントで一番楽しかったと言ってくれた方、まだ乗っていたいと言ってくれた方々へいろんな形でタクシーへの興味や関心を持ってもらえたのかな、と思います。

ミニタクシードライバー

JapanTaxi DRIVER’Sという乗務員さん向けアプリ開発チームがタクシー乗務員さんの業務を楽しく知ってもらいたいというアイデアから開発したゲームコンテンツです。 お子様でも楽しんでいただけるようなコンテンツを意識しつつも、実際のプロダクトで利用している技術スタックを利用して開発しました。

ゲームの流れ

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このコンテンツはAndroidタブレットを使って操作します。 自動的に進行するミニタクシー車両を操作し、お客様を正しい送り先に送り届けると売上が入ります。車両の制御は実際のタクシーと同じような「空車」「迎車」「実車」「支払」などのメーター操作が必要となります。制限時間内により多くお客様を送り届け、より高い売上(スコア)を出すことができるかを競うゲームとなっています。

構成

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作りながらコンテンツ内容を考えたこともあり、作った順番が露骨に構成へ表れています。最初に車両と乗務員端末を作り、その後でタクシーボタン、スーパーサイン、カラーコーンの順に継ぎ足したらこうなりました。

車両

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中身のハードウェアは市販のキットにセンサ等を足したものです。ソフトウェアもキットのサンプルを流用しようと考えたのですが、Python で並列処理が書きづらかったので結局 Go で 1 から書きました。

ボディはキットの車体に合わせてデフォルメしたタクシー風のものを設計し、社内の3Dプリンタ(Form2)で出力しました。実際のタクシーと同じように屋根の上に取り付けた行灯が点灯・消灯するようになっています。ただしゲーム的な見栄えを優先し、向きや点灯・消灯のタイミングは異なっています。

スーパーサイン

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ゲームの進行に合わせてスーパーサインの表示が切り替わったりカラーコーンが点滅したりします。写真のマットは街のような雰囲気が良くて使いたかったのですが、防炎加工がされていないため泣く泣く利用をあきらめました。

タクシーボタン

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ボタンを押すと乗務員端末に配車情報が届くようになっています。中身はArduinoで作りました。注文が成功するとピカピカ光ります。乗務員端末の画面は開発中のものです。詳しい内容は次項で

乗務員端末(Androidアプリ)

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乗務員アプリプレイ画面

JetPackを利用したMVVMアーキテクチャで開発したAndroidアプリです。MQTTやWebSocketを用いて他のデバイスとのやりとりを行なっています。UIやサウンドなどは親しみやすいようレトロゲームを意識しました。また、海外からご来場されるお客様も多いとのことでタイトル画面で英語表記に変更できるようにしています。

当日の様子

会場でミニタクシードライバーをプレイしている様子

万全の体制で臨んだつもりでしたが当日は2.4GHz帯のWi-Fi回線が非常に混雑しており、まともに接続できない状態でした。その為、5GHz帯で利用できるように急遽改修することとなり初日の半分以上はメンテナンスという状態に。。。 その後なんとか無事に利用できるようになり、初日の終盤や二日目は多くのお客様に体験していただくことができました。

シートベルト検知

タクシーの後部席ではシートベルトを装着する義務がありますが、装着率は高くありません。タクシー乗車時に、乗務員さんや後部座席に設置されているタブレットでシートベルトを締めるよう案内もしていますが、なかなか装着率は上がっていません。統計によるとタクシー後部座席でのシートベルト装着率は30%台と言われています。

そこで、センサーとAndroid端末をつかってシートベルトを締めたことを検知する仕組みを作りました。検知には、ホールセンサーという磁石を検知するセンサー使いました。シートベルトにつけた磁石を検知するとBLEでAndroid端末にデータを送信し、Android端末で検知音を鳴らします。

当日は会場内でかなりの数のBluetoothが飛び交っていて認識率が悪くなったりとトラブルはあったのですが、バックル側のペリフェラルの機器とセントラル側のAndroidを近づけてみたりとちょっとした工夫をしました。

多くの来場者に来ていただきました。

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開催日程が夏休み期間だったのでお子様も多く、オリジナルコンテンツも大盛況でした。中でも、実際のタクシーがブースに設置されていることに驚かれている方や、アプリを使ってるよ!と言ってくれる方もいて、とても充実感がありました。やりきった感はこれぞ!大人の夏休みの宿題!でした笑


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※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。

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