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JapanTaxiのタクシーIoT事業を支えるハードウェア開発の現場を紹介!タクシーで目にするあの製品を作ってます

行灯Laboハードウェア
March 01, 2018


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※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。
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JapanTaxiにおけるHardware開発

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上記はタクシー車内のイメージ図です。

タクシーには必須のタクシーメーター、車内・車外の映像を記録するドライブレコーダー、配車情報やナビを表示するIP配車システム端末、車内でスマホを充電するためのタクチャージ、お客様向け情報配信や”JapanTaxi Wallet”を利用可能とする広告タブレット、交通系電子マネーやクレジットカードなどの決済利用を可能とする決済端末、、、タクシー車内には様々なハードウェア機器があります。また各機器が連動して動くので、連動後の動きを考慮した製品開発が必要になってきます。

開発プロセス

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JapanTaxiとしてのハードウェア開発は上記のようなプロセスを経ています。製品仕様を検討する上流工程から量産、初期流動管理など最終の工程まで、やることがたくさんあります。実車テストでは実際にタクシー車両に取り付けて、走行テスト、データ取得テストなどを行います。タクシーは1日に20時間、加えて東京では相当な台数のタクシーが駆け抜けています。車両テストする環境ではもってこいですし、思いがけないデータが取得できたりします。それらのタクシーデータをどんどん活用していくことはJapanTaxiとしても力を入れているので、データ取得のためのハードウェア開発も加速していきます。

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またJapanTaxiでは製造工場を持っている訳ではありませんので、協力会社の製造工程にお邪魔する機会も多くあります。開発が最終工程に近づいていくとShenzhenやTaiwanなど海外工場に出張することもあり、都度刺激を得られる環境であると感じています。

JapanTaxiが開発するプロダクトをご紹介

タクシーとしてのハードウェア機器でメインとなるドライブレコーダータクシーメーターの2製品概要を簡単にご紹介したいと思います。 

ドライブレコーダー2

開発完了し現在販売しているドライブレコーダーは2号機です。そのためドライブレコーダー2という名前になっていますが、細かい部分のマイナーチェンジを都度行なっているため、実は2.x号機なのです。

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汎用的なドライブレコーダーと異なる部分では車内撮影用のサブカメラを持っている点でしょうか。そしてサブカメラが一体型になっています。もちろん交通事故などを記録するメインカメラは必須ですが、タクシーではトラブルや乗務員教育など車内の状況も記録する必要があります。メインカメラで光量を判断し、車外が暗くなっていくとサブカメラの赤外LEDが点灯し、暗い車内でも映像記録が可能となるわけです。

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上記は映像確認用の“解析ソフト”です。こちらもJapanTaxiで開発を行なっています。JapanTaxiのドライブレコーダーはタクシーに特化しているため、タクシーメーターとも連動しています。メーターが実車(お客様が乗られた時)になった際の12V信号をドライブレコーダーに記録し、映像を確認する際に確認することができます。合わせて車両データ(スピード信号、ブレーキ信号、ウインカー信号)も取得し、映像再生と同時に表示することでどれくらいスピードが出ていたか、ブレーキをちゃんと踏んでいるかなどを確認することができるわけです。GPSはカメラ本体に内蔵されており、位置情報をbinデータとして記録しています。もちろん解析ソフトのマップ上で映像記録の位置を確認することができますし、合わせて時刻の自動調整もこのGPSで行なっています。センサ類でいうと加速度センサ、こちらもカメラに内蔵です。XYZの加速度もbinデータで記録されており、車両に衝撃が加わった際の加速度を解析ソフトで確認することが可能です。

タクシーメーター

JapanTaxiではタクシーの核となるタクシーメーターの開発も行いました。タクシーメーターはタクシー営業に大きな影響を与える点から様々な試験をクリアする必要がありハードウェアとして高い信頼性が必要です。またタクシーメーターからは多くのデータを取得できるので、それを活用したアプリケーションの開発もJapanTaxiで行なっています。

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以前のタクシーメーターは営業データなどをSDカードなどのメモリーに記録していました。それらのデータ保存カードを持ち歩く必要があったのですが、JapanTaxiのメーターでは外部機器との連携を行い、データをサーバーにあげる仕組みを考えました。そうすることによって、運用上のメリットがグンと上がり、合わせてメーターデータの活用もアプリケーション開発によって可能となりました。下記はタクシーメーター運用を考えた新旧の比較です。

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ハードウェアの仕様としてはデジタル式運行記録計、GPSによる時刻調整機能を搭載しています。また速度超過などの異常表示をLCD内に表示およびアナウンスを可能としています。もちろん営業所向けのアプリケーションソフトもJapanTaxiで開発しておりまして、クラウド上のデータを読み込み、各種記録データを運行管理するツールの開発もすでに進んでおります。タクシーメーター、こうやって見るとかなりIoTとしてのポテンシャルがあります。

最後に

JapanTaxiのハードウェア製品いかがでしたでしょうか?タクシーIoTの可能性感じていただけたでしょうか?今回はハードウェア製品のご紹介なので技術的なお話はあまりご紹介できませんでした。次回から”ハードの中身はこんな感じになっている”や”机上ではこんなツールや治具を使ってテストしている”など踏み込んだご紹介をしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

ハードウェアチーム 青木


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※本記事は Mobility Technologies の前身である JapanTaxi 時代に公開していたもので、記事中での会社やサービスに関する記述は公開当時のものです。

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